「渚! 今日放課後空いてるよね?」


「え?」

里子がニヤニヤしながら近寄ってきた


その気迫に負けて一歩下がる


顔がひきつりながら鞄に教科書等を詰めていく


「暇でしょ?」


里子の顔は何かを企んでいる


何か嫌な予感がしてとっさに


「ぶっ、部活があるから」

こんな表情をする時の里子はとんでもない事を考えてるんだよな〜


「今日、陸上部休みだって」


「何で知ってんの?」