家路の途中、クラクラしながら歩く


なんだかここは天国なんじゃないかと思うぐらいに


舞い上がる気持ちを誰かに聞いてもらいたくて


後少しで自宅なのに背を向け足は里子の家に向かう


ピンポン

彼女の家のチャイムを鳴らすと中からバタバタ走りながら出てきて


「渚!どうだった!?」


心配してくれてたみたい

まだ信じられなくて言葉が詰まる


嬉しすぎてピース

それと同時に心配顔から一気に微笑む里子


「よかったね!本当…よかった」



え……

泣いてる?

里子にギュッと抱きしめられ手は震えてた



もらい泣きする


「よかったね…」

「うん…ありがとう」



二人で喜びを噛み締めると二倍嬉しく感じた


忍………

もう一度会いたいです

会えますか?


さっき会ったばかりなのに

また会いたいよ

欲張りかな…?

でも会いたくて仕方ないんだもん


大好きなんだから!