『……かず…きぃ…』
『森村っ?泣いてちゃわかんねぇよ!』
『……しの…ぶ…が…』
声にならない
一樹の声が遠く感じる
『忍がどうした?』
『……ぅ…』
『森村っ?』
『忍が…忍が…』
突然、彼の血まみれの顔が浮かび取り乱す
『忍が死んじゃう…かずきぃ〜助けて…』
声に出した途端、また涙が溢れ出しその場にしゃがむ
『い、今!行くから待ってろよっ!』
『……っ…』
『とにかく待ってろっ!』
そう言って彼は電話を切った
切った電話の音が空しく流れる
一樹…
お願い…
忍を助けて…
―――
――――
―――――
「森村っ!」
電話切ったまま外で泣いているとしばらくして一樹が来た
「…か…ず…」
「忍は!?」
呆然とする私の肩を強く掴んだ
その手に意識がはっきりする
「わ、私のせいなのっ!私が悪いのっ!」
「落ち着けっ!森村」
途端、狂ったように自分を責めた
「お前は何にも悪くねぇから…」
フワッ、優しく抱きしめられた
「私なんか助けたから…忍は…私が悪いんだ!私が」
「バカ…お前は悪くねぇよ」
優しい言葉をかけてくれるけど首を横に思いきり振る
「忍は絶対大丈夫だから…信じてやれっ…なっ?」
ギュッと抱きしめてくれる
責めてよ…
お前が悪いんだって
責めてくれないと収拾がつかない
“忍は大丈夫”
“信じてやれ”
一樹の声が頭を支配する
私は、どうしたらいい?
忍……
寒空の下、一樹の体温で冷えた体は温くなり救われた
「とりあえず、中入るぞ」
肩を支えられ病院に入った
『森村っ?泣いてちゃわかんねぇよ!』
『……しの…ぶ…が…』
声にならない
一樹の声が遠く感じる
『忍がどうした?』
『……ぅ…』
『森村っ?』
『忍が…忍が…』
突然、彼の血まみれの顔が浮かび取り乱す
『忍が死んじゃう…かずきぃ〜助けて…』
声に出した途端、また涙が溢れ出しその場にしゃがむ
『い、今!行くから待ってろよっ!』
『……っ…』
『とにかく待ってろっ!』
そう言って彼は電話を切った
切った電話の音が空しく流れる
一樹…
お願い…
忍を助けて…
―――
――――
―――――
「森村っ!」
電話切ったまま外で泣いているとしばらくして一樹が来た
「…か…ず…」
「忍は!?」
呆然とする私の肩を強く掴んだ
その手に意識がはっきりする
「わ、私のせいなのっ!私が悪いのっ!」
「落ち着けっ!森村」
途端、狂ったように自分を責めた
「お前は何にも悪くねぇから…」
フワッ、優しく抱きしめられた
「私なんか助けたから…忍は…私が悪いんだ!私が」
「バカ…お前は悪くねぇよ」
優しい言葉をかけてくれるけど首を横に思いきり振る
「忍は絶対大丈夫だから…信じてやれっ…なっ?」
ギュッと抱きしめてくれる
責めてよ…
お前が悪いんだって
責めてくれないと収拾がつかない
“忍は大丈夫”
“信じてやれ”
一樹の声が頭を支配する
私は、どうしたらいい?
忍……
寒空の下、一樹の体温で冷えた体は温くなり救われた
「とりあえず、中入るぞ」
肩を支えられ病院に入った
