ここにいるよ


―――
――――
―――――

ふと辺りを見渡すと町中に色とりどりのイルミネーションがクリスマスを彩り胸がワクワクする


手を繋ぎコンビニへ

吐く息が真っ白になり寒いけど忍から借りたコートがやけに暖かくて寒さなんてへっちゃら


それだけ彼の存在は、湯たんぽみたいに心地よいんだ


コンビニでジュースを買いまた寒空の下、バカップルは家路へ急ぐ



「ねぇ〜さっき何作ってたの?」


「秘密♪」

「何、それ〜」

「アハハ♪」

ケラケラ笑って気持ちが満ち溢れた気分


なんでこんなに幸せなんだろう


なんでこの人しか好きになれないんだろう


本当に頭や心は彼一色




でも、

次の瞬間

私達には

笑顔から涙に

変わってしまう出来事が待ち構えていたんだ









「は〜ら〜だ〜君♪」