「渚!帰ろっ♪」
一人、帰り支度しながら悶絶してると教室のドアからクシャクシャな笑顔で待ってる忍
「///」
ど、どうしよう
忍は、何も思ってないかもしれないのに
勝手に期待して不安になってバカだ
でも…緊張は解けない
あれ?
期待?
期待って何を期待してんの??
私のバカ〜〜〜〜
ポカポカ、自分の頭を叩く
「な、渚?」
私の行動に驚き、何してんだと言わんばかりに顔を覗いてくる
「な、何でもない」
「顔…真っ赤だよ?」
「何でもないの!」
「???」
忍は不思議そうに頭を傾げる
私は必死に赤くなる顔をひたすら隠した
「忍…」
「ん?」
「家に一度帰って着替えたいんだけど」
「オッケー、んじゃ、行こう」
「えっ!」
私の手を優しく繋ぎ家路を行く忍についてく
ちょっ、ちょっと!
待った〜
忍も家に行くの〜?
ダメだよ!
だ、だって家には…
