『キャ〜!ちょっとあれ見てよ!忍じゃない?』
『嘘〜!試合に出るの!』
『忍〜川上君〜』
応援席に戻るとコートにいる忍に女の子の視線が集中していた
忍も騒がれるのが嫌いだから女の子の声援とも言える自己主張に興味がなさそうに一樹と準備体操をしている
「相手チームの応援までこっちを応援してんじゃん!やりにくそう〜」
ケラケラ笑って情けをかける里子の横で私は忍を見つめた
「…本当、渚は忍が好きなんだね」
「え?…うん…大好…」
ピィ〜〜〜〜
声を打ち消すかのように試合開始の笛が鳴った
ドキドキして瞳を閉じ忍の健闘を祈った
ダムッダムッ…
試合が始まるとボールが弾み歓声が体育館中に響く
忍にボールが回ると一勢に女の子が騒ぐ
「うまいじゃん!忍」
里子も感心して応援席から身を乗り出して興奮してる
「うん…」
ボールは忍に吸い付きゴールへ導かれる
点が入れば一樹と無邪気にじゃれあってる
「やっぱり…双子だな…」
「え?何か言った?」
呟く私の声は里子には届かず二人の姿を見ると笑顔がこぼれる
こうして見ると二人が双子だと頷ける
優しい無邪気な笑顔はシンクロしてるみたいにそっくりだった
二人が凄く眩しくて瞳を細めた
『嘘〜!試合に出るの!』
『忍〜川上君〜』
応援席に戻るとコートにいる忍に女の子の視線が集中していた
忍も騒がれるのが嫌いだから女の子の声援とも言える自己主張に興味がなさそうに一樹と準備体操をしている
「相手チームの応援までこっちを応援してんじゃん!やりにくそう〜」
ケラケラ笑って情けをかける里子の横で私は忍を見つめた
「…本当、渚は忍が好きなんだね」
「え?…うん…大好…」
ピィ〜〜〜〜
声を打ち消すかのように試合開始の笛が鳴った
ドキドキして瞳を閉じ忍の健闘を祈った
ダムッダムッ…
試合が始まるとボールが弾み歓声が体育館中に響く
忍にボールが回ると一勢に女の子が騒ぐ
「うまいじゃん!忍」
里子も感心して応援席から身を乗り出して興奮してる
「うん…」
ボールは忍に吸い付きゴールへ導かれる
点が入れば一樹と無邪気にじゃれあってる
「やっぱり…双子だな…」
「え?何か言った?」
呟く私の声は里子には届かず二人の姿を見ると笑顔がこぼれる
こうして見ると二人が双子だと頷ける
優しい無邪気な笑顔はシンクロしてるみたいにそっくりだった
二人が凄く眩しくて瞳を細めた
