ここにいるよ

―――
――――
―――――

「したらいいんじゃない?」


「え…」


翌日

早速、昼休み屋上に里子を連れていき相談する


「メールしちゃいなよ」


里子はクリームパンを食べながらシレッと言う


「………」


「でも、待ってるだけじゃ何も変わらないよ?」


「う…ん、でも何て打ったらいいの?」



せっかく買ったパンも喉に通らない


眉間にシワ寄せ必死に考える


「何してんだよ?こんな所で」



「か、一樹!」


ふと、入口を見ると一樹がジュースを飲みながら寄って来た



「お前、昨日…」

「一樹!昨日ごめんね!」

「別にいいけど…あいつ、来たんだろ」



「え…う、うん」


「………」

「でも忍の事、怒らないであげてね」


「………分かったよ」


一樹は頭をかきながら屋上の柵に寄り掛かりうつむいた



一樹の気持ちを全く知らずに頭の中は忍で一杯



メールしてみようかな

しなきゃ

何かしなきゃ

このモヤモヤは消えないから



「里子!ちょっとあっちでメールしてくる」


「頑張って」


携帯を握りしめ屋上の中の反対側に行く




「メールって?」


一樹がパン食べながら里子に聞く


「さぁね」

「………」


里子と一樹の回りに冷たい空気が流れる


一樹は私の姿をずっと見てたらしいけど


そんな事は露知らず携帯に私は夢中だった