「目が…」

「「目…?」」

私をじっと見て、沙月さんと朔夜さんは驚いていた

「どうかしたの?」

私は近くにあった鏡を手に取った

自分の顔を映すと

「瞳の色が…変わってる…」

私の瞳は王族に代々受け継がれている明るい水色から、とても深い蒼色に変わっていた

王宮の医者が来て、検査をした。

結果は…

「美琴様」

「何?」

医者は真剣な面持ちで言った

「美琴様はもう、ヴァンパイアではございません…」

「ヴァンパイアじゃ…ない…?」