キーンコーンカーンコーン


「あら、授業の時間ですゎ。それでは皆さん、掃除は霧谷さんに任せて、授業を受けましょう」


「「「「はい、モモノ様」」」」


皆は自分の席に座って行った。

私はもう卵でベトベトだ。

気持ち悪い。

とにかく、体操服に着替えよう。

それから、掃除でもするか。

体操服を持って、教室を出た。

はぁ…、いじめってこんなのなのか。

マジで泣きそうなったぞ。

でも、こんな事で私は泣いちゃ行けない。

絶対にモモノを止めてやる。

じゃねぇと、私以外の被害者が出ちまう。

そんなの絶対ダメだ。

…でも、いつか私も精神的にヤバくなっちまう。

早く何とかしなきゃいけない。

私に出来るかどうかは分からないが、やってみないと分からない。


体操服に着替え終わり、教室に向かった。

どうせ担任は、モモノのいじめって分かってるだろうし、怒らないだろ。


ーガラッ


「…」


私に哀れみの目を向けて来る担任。

モモノに注意したりとか逆らったりしたらクビになるから何も言わない先生達。

それって、先生の立場上良くないと思うんだけど。

まぁ、とにかく掃除だ、掃除。

急いで掃除を済ませ、椅子に座った。

良かった、一番後ろの席で。

隣の席がミユっていうのが不快だけど。

友達と隣が良かった。

あっ、そっか。

私、ここに友達いないんだったな。

偽の友達ならいるんだけど。