それからあたしたち
は毎日公園に来た。


来ては、お互いの
昔の話をしてた。

平凡な毎日だった。




そんなある日…

亮の友達に突然
呼ばれたんだ。


「りさﾁｬﾝだよね？俺
等亮のだちなんだけど」

『は…はい？笑』

「この子がりさﾁｬﾝ
かぁ。亮の言う通り
まじかわいいじゃん。
りかよりかわいいん
じゃね？亮も良い子
見つけやがって～
あっ!ただ見にきただけ
やで気にせんといてな？」

『は…はい。』

｢あとためでいいから!
じゃぁねー笑｣



それだけ言うと、亮の
友達たちは帰った。




［りか］…？

知らない名前だった。


誰なんだろう？ー…



優希君たちなら
知ってるかな？


あたしは優希君たちに
聞くことにしたんだ。




『ねぇ。優希君？あの
さ、…りかって誰？』

「…んー？りかはー
あのめっちゃ濃い女
じゃん。知らんの？」

『…うーん…知らない｡』

「ちなみ亮の元カノ。」

『…そうなんだ？』

「あぁ。亮から聞か
んかったか？」

『うん。一言も…』

「まぁ普通元カノの
話なんかしねぇよな？笑
あいつさ、りさﾁｬﾝと
付き合う前に、りかと
付き合ってたんだよ。
だから俺びっくりした
んだ。りかみたいな濃
い女の次にりさﾁｬﾝ
みたいなあんま濃く
ない女を亮が選んだか
らさ。全然女のタイプ
違うと思って…」

『そう…だったんだ。』




一瞬あたしは思った。



なんで…

りかって子と全然タイ
プの違うあたしを亮は
選んだろう？って…



もしかしたら…

亮はりかﾁｬﾝに真剣
だったのかな？


でも別れちゃったから…


忘れるためにタイプ
の違うあたしを選んだ？


可能性はあるんじゃ
ないかな？


もしかして…
公園でたまに見せる
悲しい顔の原因は…

…りかﾁｬﾝ？