「柚希さん、一緒に帰ろうか」 「……………はい?」 一緒に帰ろうか…? ここって、「また明日~」っていう流れじゃないかな?! いきなりキスして、その上一緒に帰ろうって… ……。 「あの、優衣君、私1人で帰る…」 「暗くなってきたし、送るよ」 そう言って優衣君は自分の鞄と私の鞄を持って教室を出て行ってしまい、私は後を追っていくしかなかった。