冷たい彼に恋をします



「また無視されたんだ」


あきれた顔で言ってくる千秋ちゃん。


そんなにあきれた顔しないでよ…。


「席に着けよ、SHR始めるぞ~」


いつの間にか先生が来て、SHRが始まった。


結城くんのことを考えていると、時が経つのが早く感じる。


もう少し話してくれてもよくないですか?

さすがにアタックし始めて、4ヶ月は軽く越えるよ。


またボーッと授業を聞いていると4限目になった。


「愛またボーッとしてる。ほら、調理室行くよ」


ほら、と机の横に引っ掻けていたエプロンと三角きんが入っていた袋を渡される。


あれ、いつの間にか4限目だし。


それに次の授業は調理実習だっけ。


そうだ!

結城くんに持っていって食べてもらおっと♪