だけど、そんな嬉しいことと反面 悲しいこともあった 櫻乃くんの女癖が悪くなってきた 私がお父様の所へ行くと言った時 早めに帰ると、女の子のローファーと シャワーの音が聞こえた 悲しかった。裏切られた気がした。 ―もうしない。 その言葉は、偽りでしたか? …そう思ったけど、 信じる。そう決めた。 もしかしたら、 疚しいことをしてる訳じゃないかも… と、心に蓋をした