「その、里菜ってやつのこと、


 聞かせてくれないか?」


そういったのは、櫻乃くんだった


「うん。


 私の過去、聞いてください…


 そんなに恐ろしいことじゃないよ



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 これは、私が小学六年生の時のお話


 里菜っていう幼馴染が、私には居た


 とても仲良くて、


 お互いお金持ちだったから


 家柄とか気にせずに親しくできた


 でも、中学生に上がってすぐ


 悲劇は起きた