「あぁ、里菜の兄弟か…理くん…」


通りで、親近感が湧いたわけだ…


「あぁ…ごめんね。一条さん


 顔見たことなくてさ…


 昨日調べちゃったんだ……


 里菜を、守れなくてごめんね…」


その顔が、里菜に似ていて


思わず涙腺が緩みかけた……


でも、私は嬉し泣き以外しない。


これは、里菜との約束…


里菜のお兄ちゃん、かっこいいね…


あぁ、里菜に会いたいな…


心が揺らぎます。