お前、気に入った*



「まぁいいや…私は


 しらなかったし………


 でも、知れたからいいや。」


「なんだ。


 もう暴走族は克服したんだと思ってた」


そんなはずないよ……


「それはないけど、


 ちょっと克服できそうな気がするし


 櫻乃くんたちはきっと違うから…」


きっと、違う…


―あの人たちとは…違う……


ガシャンッ


荒々しく開いた扉から顔を出したのは


理くんだった


こちらを見ると、私たち3人を連れて


空き教室へ連れ込まれた。


が、


「何この部屋………」