お前、気に入った*



ーーーーーー椿side


「んっ………」


目が覚めると、時刻は午前5時


実は、昨日はずっと起きていた。

                 
櫻乃くんがどんな人間かを見極めるために


櫻乃くんには悪いと思った。


だけど、よかった……


櫻乃くんは、私のことを考えてくれていた


最低限のことをしてくれたし


疚しいことなんてされてない………


私は嬉しくて、


櫻乃くんに抱きかかえられて


ベッドに入ったあとも、


なかなか寝ることはできなかった


だから、寝不足…