ーーーーーーーー………
櫻乃side
椿が、俺達の家から離れて、
5年と半年ほど経った
俺は女にさえ興味がわかなくなり
暴走族も2年前に引退。
今日はお見合いがある
本当は嫌だったが、ここ五年、
俺の縛り付けているおもいでを
忘れさせてくれる奴に会えるかも。と
仕方なく参加した。
が、両親の『あとは、若い二人で』
の、言葉と共に、俺のケータイが鳴り響く
相手にお辞儀をして、部屋を出る
「どうかしたか?理」
「それが、あっ!ちょっとやばい!!
椿でてったぞ?!」
「お、追いかけるわよ!!!」
俺との会話を放って、
理と多分七未ってやつが走りだした。