ーーーーーー椿side


私は、重い体を起こし、学校へ向かった


私の学校は、退学届をだしても、


トップの成績を取得すれば、


高卒の資格をもらえる


これは、私達お金持ちの権利


本当は権利なんて使いたくなかったけど


この際仕方無い。


退学届と、その権利を使う


特別用紙に記入して学校へ向かった


学校へついた瞬間、


後ろから誰かにぶつかられた


「ごめんな


「ごめ…あ、てめぇか」


冷たい、慎くんの顔


「よく来れたな。逆に尊敬するわ


 ま、涼花とかかわんじゃねぇぞ

     ・・・
 浮気性が感染る」


そう言って、去っていく慎くん


人間って、掌返すの早いな…………



そう思いながら、校舎に入った