「ねぇ、海」

「何?」

「明日、夜店何時に行く?」

「じゃあ、6時30分に家の前行くわ」

火恵はにこっり笑って

「わかったー!楽しみだなー♪」

(その笑顔は反則だなあいつも自覚してねぇし)

普通に授業が終わり

昼食もすぎ

部活の時間となった

私は弓道部

海は剣道部

部室は隣で顧問も一緒

弓道部と剣道部は人気がなくて…

「海〜」

「何?」

「今日も一緒に…」

「わかった一緒に帰ろうか」

「うわっ先に言いやがって〜海のくせに生意気ー」

「最近調子乗りすぎじゃないですか?」

(海が怒ってる…敬語だやだやだ海の敬語やだやだ)

「ご、ごめんなさい」

私はダッシュで部室に入った

「海こわー」

こうして部活が終わり

一緒に下校

「海!ごめん待った?着替えるの時間かかっちゃってさー」

「またちんたらとして早く行くぞ」

「うん」

「………」

「………」

(何か…今日に限って静かーーどうして?え?何で?えっと会話会話)

「ねぇ火恵」

「はいっ?!何でしょうか?!」

「好きな人っている?」

「え?」

「ご、ごめん忘れろ」

(え?何?何かあるの?)