私の朝はいつも早い



何故か私の部活だけは朝練があり


…そして強制参加なわけでして


私は絶賛登校中なのだ



「今日も朝から憂鬱だわ〜…」



そう愚痴をこぼすのは私の友達である


松崎麗花(マツザキレイカ)だ


別に可愛いわけでもなく、ブスってわけでもなく普通の顔立ちをしている


麗花とは同じ部活の仲間で仲良くなった



「ほら、麗花。着いたよ。」



私と麗花は剣道部で


二年にして既にレギュラーに選ばれている


私が大将で麗花が先鋒


剣道の腕としては私の方が麗花より少し上だと思う



まあ、小さい頃からやってたから当たり前なんだけど



「さあ!!始めるよ!!」