でも、森は真っ暗で怖いもん。 そう思い、橋の方に一歩踏み出す。 「…優梨」 でも、また、森の方から、隼永くんの声が聞こえる。 その声で、私は、橋を渡るのをやめた。 橋をわたったら、あの笑顔が見られなくなる気がした。 そして、真っ暗な森の中へ入っていった。