「… う…ん…。でも、優梨が…。
出血もひどいよ…。」


「…だい……じょ…ぶ…。」


体の力を抜くと
言葉も途切れ途切れになり、私は地面に倒れる。


「優梨?!優梨、優梨、ゆう…」


そんな杏の声も聞こえた。

でも、もう限界。
そう思ったところで意識を手放した。