咄嗟に避けたものの、傷ができた…。

わざ、速い。


「危なかったわね。
私が声をかけなきゃどうなってたことか。」


「そうね。」


私は、にやっと笑った。

動けなくすれば、いいんでしょ。

動きもわざも、速いから難しいけど。



と、そんなことを考えてる間にも攻撃される。


避けられるのは、避けられる。


でも、私がわざを発動できる暇などない。


いろいろと考えてると、
今までより強い風がふく。


これは………避けられないっ!!