「優梨、すごい…。
英語の小説とか読むんだね。」


「そうだよ。」


「他に、何語、読めるの??」


「分かんないけど、
7、8ヵ国くらいは読める。気がする…。」


「優梨はやっぱりすごいよ。」


「…ふふっ、ありがとね。
すごいとか、言われたことない…。」


「ほんとに?!
絶対、言われたことあるでしょ。」


ほんとにないんだよね。

おじいちゃんとか、
10ヵ国語くらい喋れるし、
私なんかまだまだなんだから。