「杏~、こっち~。」


「あ、優梨、いた!!」


今は空港。


私の周りには
お母さん、お父さん、おじいちゃん。


かけよってきた杏の周りには

杏の、お母さん、お父さん、
それと、杏の彼氏の翔くん。


「優梨ちゃん、杏をよろしくね。」


杏のお母さんは優しくそういう。


「はい。もちろんです!
何があっても守るので安心して下さい」