「君、油断したね。
残念、私の勝ちよ。」


私は手のひらを悪霊に向け、光を放つ。


「うわぁぁぁぁぁ」


悪霊は叫び声をあげて、消えていった。



悪霊が消えるとすぐに杏が入ってきた。


「優梨、大丈夫?」


「大丈夫!!

ねぇ、怪我した子たちどこ?」


「保健室だよ。」


「行こっ。」


「うん。」