「無理だけはすんなよ。」 「大丈夫。 ちょっと、杏、呼んできて。」 「ああ。」 「神崎さん。どうしたの?」 「なんでもないよ。 ちょっと頭痛がしただけだから。」 「そっか。 しんどくなったら言って。」 「うん。」 「優梨、呼んできた。」 「早かったね。杏…大丈夫?」 「ぜーんぜんへいき。 これがあるし。」 そういって見せてきたのは、 あのネックレス。