「分かんないことくらい、あってもいーの。」


「俺はヤだね。」


「そっか。
今からボタンつけるから待ってね。」


私はシャツにボタンをつけ始めた。


「無視すんな。」


「じゃあさっきの話、信じてくれる?」


「はぁ……。分かったよ。信じる。
だからさ、俺だけの女で……。」


私は隼永くんの言葉が終わる前に
隼永くんに抱きついた。


「よかった。」