「は?! お前、怪我してるんだぞ?」 「うん、だから何?」 「お前、倒れたんだぞ?」 「うん、知ってる。」 「じゃあ、 ちょっとは安静にしとけ、バカ。」 「うぅ……分かったよ。 でも、退院したら、フランスじゃなくても、どこか行こ?」 「はいはい。もう1回、寝ろ。」 「…うん。……ここに居てよ?」 「分かってるって。」 そういわれ、頭を撫でられると、睡魔がおそってきた。 私はすぐに眠りについた。