本当の私〜She has two-faces〜

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『連れてきた』


あのあと、冬麻に手を引かれやってきたのは...
もちろん。屋上だ。




《姫那ちゃん...》

そう悲しい顔で呟いたのは真彩だった。



そんな悲しい顔しないでよ...



《姫那ちゃん。
俺たちは知りたいんだ。キミの過去。》


そう言ったのは、凌。


しっかり者の彼はハッキングが得意らしい。


そのため、あたしを調べたんだとか。



でも、なんの情報もなかったと。
彼は言ったんだ。