《大丈夫なの!?何もされてない?》


と、焦った顔で言ってくる真彩。



「大丈夫...」




『姫那。ごめんな、遅くなって』


彼はそう確かに言ったんだ。




ごめんなって。


あたしの方こそ謝らなくちゃいけないのに。



彼が謝ってくれた。




「あたしもなんか...ごめんなさい。」




私は決めた。



「もう...二度と近寄らないから安心してね...?」




彼らは目を見開いて私を見つめた。