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『ひ、姫那...!腕が...』


...あ!


「ご、ごめん...強く引っ張り過ぎた」


いや。と気まずそうに頭をかく冬麻。



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ベンチに座り話し始める。





「あのね...ごめんね。無神経なことして。
あたし...ヤキモチ妬いちゃった。」


冬麻は顔を真っ赤にして目を見開く。



「ごめんね。
冬麻に女の子が群がることは覚悟してたんだけど。

いざその姿を見るとどうしても我慢できなくて。

あんなことしちゃって...ごめんなさい。」



...言えた。



『ごめんな...?電話にも出れなくて。
不安にさせたよな。ごめん。』


何も悪くない冬麻が謝ってくれる。



『よーし!
これからは常に手にケータイ持ってようかな』


...それはきついよね;;;


『お前も持ってろよー?』

結構、真剣に言う冬麻をみて思わず笑ってしまう。




『何だよー?』


「だって...w
常にって無理でもん」


それもそうだな。と頭をかいて微笑む。