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【チュンチュン】

小鳥が可愛らしくなく朝。



体を起こそうとしたとき。

「っ...!」

下腹部に少しの鋭い痛みが走る。



『大丈夫か?』

優しく声をかけてくれるのはいつも冬麻なんだ。


「うん...ありがとう」


あたしは冬麻にそう言って微笑みかける。



『姫那の初めて...もーらいっ♡』


冬麻は寝起きだからかいつもより少し低めの声で
あたしの耳元でつぶやく。


あたしの初めてなんていくらでもあげるよ。


冬麻が...あたしのそばにいてくれる限り。