《姫那...?姫那はどうする!?行くよね!?》


行く気満々の真彩。


「うん!行きたい!♪」

そう答えたあたしにみんなが喜ぶ。



『今年はナンパされんじゃねーぞ?』

...ふふ。お父さんみたいだなぁ。



「うん。冬麻のそば、離れないつもりだし♡」

『つもりじゃなくて離れんな』


冬麻はズルい。
どこかみつのように甘くて優しくて。

でも、どこかキツくてたまに辛くなる。


その表情のギャップにあたしはメロメロなのだ。


よく言われる。
〝バカップル〟…これはあたしたちの事のようです。