照れている冬麻に言う。




「ねぇ、冬麻。
呼び捨てくらいいいじゃん。
これからも...あたしの初めてあげるから。

それだけじゃダメ?」



『...っ!///
ムカつく。生意気だよ、姫那』


その言葉を言い終わると同時に重なる唇。



こんなに幸せがこんなに近くにあるなんて。



ーーー


そしてキスの最中...


《《《《《ふぅ〜♡》》》》》


と、冷やかしの声が聞こえた。


みんながドアの隙間から覗いてた。



『悪趣味だな、お前ら』


冷静に言った冬麻とは裏腹に
真っ赤になるあたし。


《いいよなー、幸せそうで》


と言いながら入ってくるメンバーにバレないように
なるべく下を向く。


...のが間違いだったみたい。



《あー!姫那、真っ赤じゃんか!》

んもう、可愛い♡と抱きついてきた真彩。


真彩にはバレたくなくてもバレちゃうんだ。