《お願い!どうしても、知りたい。》


...彼の強い眼差しにあたしは折れた。



ぶりっ子を演じてた顔から一気に
真顔になると彼は目を見開いた。




「どうして...どうして、あたしに構うのよ。
そんな男、大っ嫌いなのよね。」


《やっぱり、猫かぶりだったんだ。
僕わかっちゃったんだ。君と廊下ですれ違うたびに》




最悪。こんな男にバレちゃうなんて。

よりによって、暴走族の男になんて。