姫那サイド


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どんなに時がたつことを拒んでも...
時は容赦なくすぎていく。



【ピーンポーン】


家にチャイムが鳴り響く。



「はい。」

《用意はできてる?》


できてる。と下を向きながら返事をした。



これから先ずっと、こんなヤツと生活するのか。

いくら元カレといってもさすがにもう何も感じない。



近くにすらいて欲しくはない。