真彩サイド


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ある日。

姫那は言ったんだ。


〝仲間なんて傷の舐め合い〟って。


出会った時と同じだ。

出会ったときも彼女は悲しい目でそう言った。



やっと前に進んで。
やっと心から信じられる仲間になれたのに。


どうして...?


でも、1つおかしなことがある。

彼女は、本気で言ってないってこと。


きっと何かを隠してる。

姫那はそんなこと言えない子だ。


誰かに言わされてるに違いない。



姫那。
待ってて。あたしが助けるよ。