本当の私〜She has two-faces〜

私の背後で静かに、ガチャンとしまった扉。


その扉の向こうで聞こえたんだ。





《あの子、ほんとに最低。大っ嫌いなのよね。》


大っ嫌いなのよね...か。




『あいつは何なんだ?』


《ただの男たらしよ。
なん人もの男とヤってるって聞いてる。》



...ヤったことないけどね。