―智惠
歳三、どうしたんだろう?
沖田さんからなにか言われてたみたい
だけど...。大丈夫かな?
「あ」
沖田さんのお気に入りの
「智沙!」
「智惠さん!おはようございます。」
さん付け...しかも敬語。
人見知りなのかなー?
「同じ女の子なんだし、敬語じゃ
なくていいよ。さん付けもやめてね?」
「あ、うん」
そういえばちゃんと自己紹介して
なかった。したほうがいいかな?
「あ、ちゃんと自己紹介してないね。
私、智惠!智惠ってよんで!
未来のね、新撰組の屯所にいたの。
帰る時にこけちゃって、そしたら
ここにいたの。変な話しだよね(笑)」
「大変だったんだね。
わたしは、甘味処で母様と商売しながら
暮らしてたんだ。でも母様が老咳に
なったみたいで。出て行ったんだ...
その時沖田さんが…って、ごめん。
話しすぎたね。」
智沙...大変だったんだ。
老咳って沖田さんがなったやつ...。
不治の病なんだっけ。この時代では。
「う、うっ...
辛いよね。辛かったよね?」
「智惠ちゃん...ありがとう。
ここで母様を探してもらえることに
なってここに来たんだぁ。」

