―智沙


「はい、智沙ちゃんはいって。
ここが智沙ちゃんと僕の部屋だよ。」


えっ 沖田さんと同じ部屋?!


「...私と沖田さんの...ですか?」

「うん。そうだよ。もしかして...イヤ?
近藤さんが君を僕の小姓にするなら
いいっていってたんだ。」


そうなの?!

沖田さんの小姓...私、沖田さんの

そばにいていいんだ...。嬉しい。


「じゃぁ、まず着替えよっか。
はい、智沙ちゃん、万歳して~」

「えっ?! ひ、ひとりで着替えれます!
うしろむいててください!」


冗談だよ。って言った。黒い笑顔で。

うーん、大丈夫かな?まぁ、いいよね


「あ、あれ?
これってどうやって着るの?」

「大丈夫?智沙ちゃん。
着替えさせてあげようか?」


「ひゃぁっ///
や、やめてくださいっ」

本当に恥ずかしい...

沖田さんに触られたところが、あつい。


「そんなに嫌がることないんじゃない?
なーんて。照れてる智沙ちゃん
かわいいよ。」

「っ、からかわないでくださいっ。」


そのあと、沖田さんと一緒に

広間へむかった。


「遅れてすみません。失礼しまーす」

「失礼します...」