•••智沙ちゃん...なかなか目覚まさないな。


「あっ、智沙ちゃん.目覚めた?」

「沖田さん...ここは...?」

「新撰組の屯所だよ。
なにか割れた音がしたから見に行った
んだ。そしたら智沙ちゃんがいて...」


なにかあったのかな。

なにか、力になれればいいのに。

「あっ、あのすみません。わざわざ。」

「ん?あ、いいよ。
智沙ちゃん...大丈夫?どうしたの?」

「母様が...ろ、うがいになってしまってッ
い、えを、出て1人で病気、と、戦うっ
て...母様がいなかったら、私...私...。」


そっか...あの血のあとは労咳の...。

智沙ちゃんのお母さん......

こんな小さな子おいて逝くのは辛い

でしょうね。僕が...会わせてあげますよ。