っ、息がうまくできないっ...、水...っ 「っ、はぁ...。」 はぁ、はぁ...ふぅ。楽になった。 『ほら!智沙ご飯できたよ。』 『ちょっと苦かったかな?』 『はぁ~智沙も大きくなったね。』 ...母様っ...もう...母様はいない... もっと、もっと私が早く気づいていたら。 母様は労咳になんかならなかったのかも しれない。いつも辛そうにしてたのに... パリーン... 『智沙!大丈夫?どこも切ってない?』 思い出が、よみがえってくる。 母様。私.まだ母様と一緒にいたいよ。