―智沙


•••ふぁ~あ...。

なんかよく眠れなかったな。

母様...大丈夫なのかな...。


「母様?おはよう、大丈夫?」


母様の部屋に行って起こそうと

思っていったんだけど...。母様?

布団も綺麗にたたんであるし、どこいっ

たの?血のあと...?!



『智沙へ

ごめんね、しばらくの間.店を閉じま
す。びっくりしてるよね?でも、私、
労咳...らしいの。智沙にうつってしまっ
たら、いけないから...私は、1人で静か
に病気と戦うわ。迷惑かけてごめんね
間違っても探しになんてきちゃだめ
よ。直接、別れたかったけど.はやめの
方がいいと思って。いつまでもあなた
のことを見守ってます。ごめんね。

母より』



そ...そんな...母様...嘘だよね?

こんなの嘘っていってよ...やだ...

さよならなんてしたくない、一緒に

この甘味処やっていこうよ。今まで

2人で頑張ってやってきたじゃない。

母様...母様.母様.母様ぁぁーっ...