君色に。


「てめ、、、」

今しかない。
そう思って荷物を全て抱えて
階段を駆け下りて家を出た。

毎回のように階段の下には
無表情のような怒ったような。
しかめっ面のような。
そんな顔をして母親がいた。

毎回それでも挨拶はしてたけど

なにも言わず、
顔を伏せて、靴もはかないまま
靴も上着と一緒に抱えて
家をでた。