麻恋はこの時…

分かっていたんだよね?

私が彼に別れを告げようとしてることに…

「姫優行くよー」

屋上のドアに手をかけ私を呼ぶ麻恋。

キーンコーンカーンコーン

「ほら、チャイムなってる。」

授業をしらせるチャイムがなる。

私は急いでお弁当を持ち麻恋の所に駆け寄り、
二人で急いで教室に向かう。

教室につくと先生はまだ来ていなかった。

「「セーフ」」

私と麻恋は声を揃えて言うと…

自分の席に向かう。

私が息を切らしながら席につくと…

「セーフだね。」

龍星が私に向かって呟く。

「うるさい!」 

私は龍星を叩き、教科書を広げる。

しばらくして

ガラッ!!

ドアが開く音とともに先生が教室に入ってきて授業が始まる…