名前のなき想い


すると先生がまた赤ちゃんのエコー写真をくれ…

「次の検診はまた1カ月後だね。
えっとこれで今日の検診は終わりだけど…
何か質問とかはないかな?」 

「あの…
私バイトをしたいと思ってるんですけど…
大丈夫ですかね?」

「大丈夫ですよ。
ただし、重いものを運ぶ重労働や
無理は絶対しないこと!!!」

「はい。
ありがとうございます。」

「ではまた1カ月後に。」

「はい。」

私は先生に一礼をし、
麻恋の待つ待合室に向かう。

麻恋はさっきいた場所とは違う端の方に座っていた。

笑顔で付いてきてくれるけど…

麻恋も本当は居づらいんだろうな…

「姫優!!!
こっちだよ。」

そんなことを考えてぼーっとしていると
麻恋が声をかけてきた。

「麻恋ごめんね。」

麻恋に聞こえないように呟く…