名前のなき想い



麻恋は本当に素直で可愛い。

ちゃんと自分の意見をもっているし
相手の気持ちを第一に考えて行動する。

そんな麻恋がいてくれるからこそ、
今私は何の心配もなく毎日を過ごせている。

こんな麻恋にもいつか素敵な人が現れたらいいなー 

なんて思いながら麻恋の話しに耳を傾けていると…


あれ?


そういえば今日麻恋って
私に会わせたい人がいるって言ってなかったっけ?

私はふっと思い出した事を麻恋に尋ねると…


「あー!!!
すっかり忘れてた…
ごめん、私人待たせてるか行くね。
姫優にはまた今度会わせるから!!!
龍星、姫優の事は頼んだよ。
じゃあまたねー」

それだけ言うと携帯を片手に走りだし
あっという間にどこかに行ってしまった。

私と龍星は二人で顔を見合わせて笑いあい。

この日は、麻恋の会わせたい人には会えず…


結局、龍星と家まで帰ることになった。