名前のなき想い


帰り道、麻恋はずっと先生に呼び出された事を愚痴っていた。

「なにも始業式に呼び出すことなくない?
あーもう!!!
今日はおもいっきり遊ぼうと思ってたのにー!!!」

「麻恋落ち着いて。
明日から冬休みなんだから
いつでも遊べるでしょ?」

「そうだけど…
龍星は違うじゃん…」

麻恋は龍星に視線を向け呟く…

私も龍星に視線を向けると…

龍星はふっと笑いだすと

「あのね、二人とも。
いくら僕が大学の受験控えてるからって
そんなに毎日勉強してたら
僕おかしくなっちゃうから!!!
僕にだって息抜きは必要だよ。」


龍星のその言葉に麻恋の顔はぱーっと明るくなり、凄く嬉しそうだった。

その後の麻恋は、冬休みの計画を一人で練っていた。

そんな麻恋を見ているとこっちまで嬉しくなる。